きょうから「生活道路」時速30kmに
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
生活道路の速度制限が30㎞に
今日から生活道路の法定速度が時速60㎞から30㎞に引き下げられます。
生活道路とは、地域住民の日常生活に使われる中央線や中央分離帯のない比較的狭い道路のことで、全国の一般道のおよそ4割が対象になるという広範囲な改正です。
時速30㎞という数字には明確な根拠があります。
自動車の速度と歩行者の致死率の関係を示すグラフによると、時速20〜30㎞の場合の歩行者致死率は0.9%ですが、50〜60㎞になると17.4%にまで跳ね上がります。
また時速30㎞までであれば歩行者の飛び出しにも対処しやすく、重大事故を回避できる速度として30㎞という基準が設けられました。
今回の改正で注意が必要なのは罰則です。
時速30㎞になった道路をこれまでの感覚で60㎞以上出した場合、30㎞の速度超過となり免許停止に相当する6点が加算されます。
前歴によってはそれ以上の処分になる可能性もあります。
1960年以来初の見直し
なぜ今まで遅れた
そもそも一般道の法定速度が時速60㎞と定められたのは1960年のことで、以来65年間改正されてきませんでした。
今回が初めての見直しとなります。一方で個別道路ごとの規制見直しはこれまでもあり、交通量の多い環状7号線は2011年に全線50㎞と定められています。
しかし交通量の多い幹線道路が50㎞なのに、狭い生活道路が60㎞という不整合な状況が長年続いていたのです。
交通問題に詳しい専門家はその理由について「これまでは死亡事故を減らすために、交通量が多く危険な幹線道路の規制を優先してきた。生活道路は後回しになっていたのではないか」と指摘しています。
下げ止まる死者数
生活道路の規制で改善なるか
交通事故の死者数は長年にわたって減少傾向が続いてきましたが、
近年は下げ止まりの状況が見られます。専門家は「生活道路の速度制限を進めることで死亡事故をさらに減らしたい狙いがあるのではないか」と述べています。
これまで見過ごされてきた生活道路の安全対策にようやくメスが入ったという意味で、今回の改正は大きな一歩といえます。
普段何気なく走っている近所の道路も今日から30㎞になっている可能性があります。
標識がない場合でも中央線のない狭い道では速度に注意が必要です。
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