賞味期限25年も
災害に備える「非常食工場」
【GOOD!いちおし】
テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
災害に備える「非常食工場」
| 各地で災害が相次ぐ中、非常食が注目されています。 今日の「Good!いちおし」は、非常食は美味しくないというイメージを覆す生産工場です。 |
おいしく長期保存できる非常食が進化
今回の「GOOD!イチオシ」では、災害時に役立つ非常食の最新事情が紹介されました。
カレーライスやピラフ、牛丼、ラーメンなど、これまでの非常食のイメージを変えるような商品が次々と登場しています。
中には、賞味期限が25年という驚きの商品もあります。
長く保存できるだけでなく、おいしさにもこだわった非常食が今、大きく進化しています。
水だけでも食べられる
「アルファ米」
まず紹介されたのは、宮城県にある尾西食品が作る「アルファ米」です。
アルファ米とは、炊きたてのご飯を急速乾燥させたものです。
賞味期限は5年以上あり、お湯を注げば約15分、水でも約60分待つだけで、ふっくらしたご飯に戻ります。
電気やガスが使えない災害時でも、水さえあれば食べられるのが大きな特徴です。
袋の中にはスプーンも入っているため、食器を用意する必要もありません。
実際に水で戻したアルファ米は、ご飯の甘みやふっくら感もしっかり感じられる仕上がりだといいます。
おいしさを保つ秘密は
「急速乾燥」
アルファ米は、どのように作られているのでしょうか。
まず米をじっくり約30分水に浸し、その後、水で炊くのではなく高温の蒸気で蒸します。
米を平らに広げてゆっくり移動させることで、一粒一粒をムラなくふっくら仕上げます。
ここからがアルファ米ならではの工程です。
炊きたてのおいしい状態のまま、熱風を当てて一気に乾燥させます。
米に含まれるデンプンは、炊くことで消化しやすく甘みのある状態になりますが、そのままゆっくり冷めると硬くパサパサになってしまいます。
そこで高温の状態から急速に乾燥させることで、おいしさを保ったまま水分だけを取り除きます。
水分が少なくなることで微生物も繁殖しにくくなり、長期保存が可能になります。
乾燥した米は板状になりますが、独自の技術で粒を割らないよう丁寧にほぐします。
そのため、お湯や水を注いだ時に均等に水分が入り、ふっくらしたご飯に戻るのです。
カレーやピラフなど種類も豊富
アルファ米に乾燥した具材を加えることで、白米だけでなくさまざまな料理を作ることができます。
ピラフやカレーなど種類も豊富で、カレーハウスCoCo壱番屋とのコラボ商品も登場しています。
災害時だからといって味を我慢するのではなく、「普段食べ慣れている味を非常時にも楽しめる」という考え方が広がっています。
メーカーでは、被災した人に安心や安らぎを届けられるよう、おいしさにも力を入れているそうです。
牛丼やラーメンも長期保存食に
現在、都内の店舗では非常食の特設コーナーが設けられるほど、備蓄食品への関心が高まっています。
大手外食チェーン「吉野家」の味を再現した牛丼の非常食もあり、肉がたっぷり入り、こんにゃくなどの具材にも味がしっかり染み込んでいます。
賞味期限5年のラーメンや、普段のおかずにも使える筑前煮など、日常的に食べられる商品も増えています。
非常食を「災害が起きるまで保管しておくもの」ではなく、普段から食べながら買い足すローリングストックに取り入れやすくなっているのも特徴です。
賞味期限25年の「サバイバルフーズ」
次に訪れたのは、東京千代田区にある「セイショップ」。
こちらで販売しているのが「サバイバルフーズ」と呼ばれる非常食です。
最大の特徴は、なんと25年間保存できること。
現在販売されている商品の中には、賞味期限が2051年というものもあります。
長期保存を可能にしているのが、フリーズドライ技術です。
食材を凍結させた後に水分を取り除くことで、品質を保ちながら長期間保存できます。
そのまま食べるとスナックのようなサクサクした食感ですが、水やお湯を加えることで元の料理に近い状態へ戻すこともできます。
災害時は精神的な負担も大きくなります。
そんな時に温かくおいしい食事を取ることは、ほっとする時間をつくり、「また頑張ろう」という気持ちにもつながります。
政府は、家庭で最低でも3日分、できれば1週間分程度の食品を備蓄することを勧めています。
保存期間だけでなく、おいしさや食べやすさまで進化した非常食。
普段から実際に食べてみて、自分や家族に合ったものを備えておくことが、いざという時の安心につながりそうです。
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