【今さら聞けない車のこと】タイヤはいつ買い換えればいい?チェックしたいポイントは2つ! | ママスタセレクト
車を所有するとボディの傷や汚れが気になります。 やはり自分の目で確認できるので、頻繁にチェックしている人も多いでしょう。 一方、タイヤはどうでしょうか? タイヤは車を動かすのに欠かせないものですが、車に詳しくない人にとっては点検や交換の仕方がわからないかもしれません。 お子様の習い事や部活動で車を使っていると、タイヤが磨耗して事故を起こしてしまったら…! 考えると怖いですね。
そこで専門家に相談してみましょう。 栃木県那須塩原市のおまかせオートいしかわの石川博之さんがタイヤの点検・交換方法を教えます。
タイヤ交換時のチェックポイント1「スリップサイン」
――車のタイヤは普段あまり気にしないのですが、ある意味消耗品なので交換が必要ですよね。 どのような基準に基づいて決定を下すべきでしょうか?
おまかせオート石川代表 石川博之氏(以下、石川氏):タイヤの交換時期を確認するには、主に 2 つの方法があります。 一つは「スリップサイン」。
タイヤ側面の三角マークの頂点を延長した溝を見ると、小さな山のように見えます。 これは滑りの兆候です。 タイヤがこのスキッドサインと同じ高さになると危険です。
タイヤの溝の深さを専用のトレッドゲージで測ると約7mmになります。
スキッドマークの溝は約5mmなので、タイヤがスキッドマークまで磨耗すると残りは2mmしかありません。 これ以上減らすと危険です。 滑りの兆候が出る前に交換するのがベストで、溝の深さが1.6mm以上ないと車検に通りません。
――あまり車に乗らないとタイヤの減りも少なくなりますよね?
石川さん:確かに車を動かさなければタイヤは摩耗しませんが、車を動かさないとタイヤのサイドウォールに亀裂が入ってしまう可能性があります。 タイヤの同じ部分が常に下を向いているので、その部分に荷重がかかるからです。 高速道路でスピードを出しすぎると、バーストタイヤが爆発する可能性があります。 場合によっては、溝よりもタイヤの側面に亀裂があるかどうかの方が重要です。
タイヤ交換時のチェックポイント2:「製造年月日」
――2つ目のチェックポイントは何でしょうか?
石川さん:タイヤに記載されている製造年月を見てもわかります。
このタイヤはダンロップ製で、「IB1023」というラベルが付いています。 4 桁の数字の最初の 2 桁は週を表し、最後の 2 桁は年を表します。 この場合、2023 年の第 10 週に作成されました。これはすべてのタイヤ メーカーによって作成されました。
–タイヤは製造後どれくらいの頻度で交換する必要があるのでしょうか?
石川さん:それは普段どれだけ運転するかによって完全に左右されるため、判断するのが難しい場合があります。 ただし、一般的には、推奨使用期限は最初の使用時から 5 年です。 上でも書きましたが、溝にスリップマークを付けて確認したり、側面に亀裂が入っていないか定期的にチェックしたりすると良いでしょう。
――雪道を走行するときにスタッドレスタイヤの点検をする意味はあるのでしょうか?
石川さん:スタッドレスタイヤは通常のタイヤとは少し異なります。 溝や亀裂の有無を確認するだけでなく、タイヤを押し付けて硬くなっているかどうかも確認します。 通常のスタッドレスタイヤは手で押すと驚くほど柔らかいです。 溝がスポンジのように雪を吸収し、素早く削り取るためです。 タイヤが硬くなってしまうとそれができなくなるので、いくら溝があっても滑ってしまいます。 私は冬しかスタッドレスタイヤを使いませんが、交換の目安は3年だと思います。
未使用のタイヤは重ねて置かない方が良いです。 ?
–季節ごとにタイヤを交換する場合は、使用しないタイヤを保管する必要があります。 適切な保管方法はあるのでしょうか?
石川さん:タイヤ交換後はよく洗って陰干しし、日光の当たらない場所に保管するのがベストです。 ガソリンスタンドで交換してビニール袋に入れてもらったらビニール袋をそのまま使えます。
— 保管スペースを考慮して、タイヤを重ねて保管したいと考えています。
石川氏:本当は縦に並べるのが理想なんです。そうではない。 重ねると下のタイヤにかかる圧力が大きくなり、タイヤが潰れる可能性があるためです。 ただし、スペースの関係で難しい場合もあるので、ストレージサービスを利用するのもひとつの選択肢です。 きちんと保管できるので、タイヤ交換が必要になった場合でも、倉庫から出して車に積み込む必要がありません。
編集者注記
普段、タイヤのことを意識することはありませんが、交換の予定があることを知りました。 車を安全に運転するためには、車自体だけでなくタイヤのチェックも大切のようです。 タイヤの減りを少なくする方法と購入時の選び方については次の記事で解説しています。
第二部に続きます。
取材協力:おまかせオート石川 代表取締役社長 石川博之
オフィシャルサイト
取材・文:こもも 編:九重 イラスト:わたなべこ