【今さら聞けない車のこと】タイヤのすり減りをできるだけ遅くしたい!注目したいポイントは | ママスタセレクト
前回の続き。 お子様の習い事や部活動などで車を利用する方も多く、事故を起こさないように気をつけています。 事故を防ぐためにタイヤは定期的に点検・交換する必要がありますが、購入には費用がかかります。 安全な範囲でできるだけ長く使いたいものです。 今回は、栃木県那須塩原市にあるおまかせオートいしかわの石川博之さんに、タイヤの減りを抑える方法やタイヤを購入する際の注意点などを教えていただきました。
タイヤの摩耗を軽減するには空気圧が重要です。
――タイヤはいずれ交換することになりますが、できれば長く使いたいですよね。 磨耗を減らす方法はありますか?
おまかせオート石川代表 石川博之氏(以下、石川氏):タイヤの磨耗は、空気圧かなり違うものになるでしょう。 空気圧が低いとタイヤの接地面積が大きくなり、タイヤのバランスが崩れ、例えば内側と外側のタイヤだけが極端に細くなるなどの現象が起こります。
――つまり、適正な空気圧に調整すれば、減りにくくなるということですね。 適正空気圧を自分で調べることはできますか?
石川さん:適正空気圧は車種によって異なり、運転席ドアなどにシールが貼ってあることが多いので目安としてください。
この車はトヨタのプリウスです。 前輪は 230、後輪は 220 です。プリウスは前にエンジンがあるため、前輪の空気圧が高くなります。 モデルによっては、前輪と後輪が同じです。
――現在履いているタイヤとスペアタイヤ(非常用タイヤ)の適正空気圧が異なるのはなぜですか?
石川さん:スペアタイヤ(緊急用タイヤ)が420円と高額なのは、タイヤ自体が小さいためです。 スペアタイヤは保管用に小さく、空気圧が高くなるように設計されています。 ちなみに、スペアタイヤはあくまで緊急時用なので、長距離や高速走行は避けたほうが無難です。 できるだけ早くタイヤ交換をしたいと思っています。
–空気圧はどれくらいの頻度でチェックすればよいですか?
石川さん:できれば月に1回くらいはチェックしたいところです。 最寄りのガソリンスタンドを利用するのが良いと思います。 あるいは、定期的に車の点検を行っている整備会社がある場合は、そこに依頼するほうが簡単かもしれません。
タイヤによって燃費は大きく変わります!
――車に乗ると燃費がとても気になりますが、タイヤにも左右されるのでしょうか?
石川さん:車の性能にもよりますが、タイヤも燃費に影響します。 タイヤは特定の目的のために製造されています。 例えば、スタッドレスタイヤとオールテレーンタイヤと低燃費タイヤでは燃費が全く異なります。 車の燃費はタイヤと地面の接触面積によって決まりますので、低燃費タイヤほど溝が多くなります。 タイヤごとに乗り心地や室内に入ってくる音も異なるため、何を重視するかによってタイヤ選びが変わってきます。
–住んでいる地域によってタイヤは違いますか?
石川さん:雪道や砂利道などの特殊な場合ではなく、通常の舗装道路であれば地域差はありません。 結局のところ、道路建設も同じです。
–タイヤ選びに迷ったらどうすればいいですか?
石川さん:タイヤを購入するお店に相談してみると良いと思います。 あなたが何を大切にしているかを彼らに伝えれば、彼らは正しい決断を下すと思います。 販売する新品タイヤはすべて検査に合格しており、安心してご使用いただけます。 一方、中古タイヤを購入する場合は、溝やサイドに亀裂がないか必ず確認してください。 また、スタッドレスタイヤは手で押して柔らかければ大丈夫です。 押しにくい場合は購入を見送った方が無難です。
編集者注記
タイヤは車を支える上で非常に重要な役割を果たしています。 安全に走行できるよう定期的に車を点検してください。
取材協力:おまかせオート石川 代表取締役社長 石川博之
オフィシャルサイト
取材・文:こもも 編:九重 イラスト:わたなべこ