相次ぐ情報漏えい対策は? NG行動も
【けさ知っておきたいNEWS】
テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
企業を狙った不正アクセスや情報漏えいが相次いでいます。
旅行大手HISは昨日、タイの子会社のファイルサーバーが去年12月に不正アクセスを受け、HISを利用してタイを訪れた最大627人分のパスポート情報が漏えいしたと発表しました。
一部には顔写真を含むパスポート画像も含まれていた可能性があります。
現時点では、漏えいした情報が悪用された事実は確認されていないということです。
不正アクセスは過去最多ペース
不正アクセスの被害件数は、今年9月末時点で600件に達し、すでに去年1年間の件数を上回っています。
サイバーセキュリティに詳しい専門家によると、背景の一つにAIの進化があります。
以前は攻撃者がシステムの弱点を探すのに数カ月以上かかることもありましたが、AIを利用することで、脆弱性を数時間で発見できるケースも出てきたといいます。
AIは企業のセキュリティ対策にも利用されていますが、攻撃する側にも使われるため、不正アクセスのスピードが速くなっているのです。
個人のスマホやパソコンも狙われる
不正アクセスは企業だけの問題ではありません。
個人のスマートフォンやパソコンも狙われる可能性があります。
対策としてまず勧められているのが、顔認証や指紋認証などの生体認証です。
対応しているサービスでは、可能な限り生体認証を利用することで、パスワード漏えいによる被害を抑えやすくなります。
また、同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは避けることが重要です。
一つのサービスからパスワードが漏れると、同じ組み合わせを使っている銀行や通販サイトなどに次々と不正ログインされる恐れがあります。
重要なパスワードはどう管理する?
銀行や証券会社、仕事関係など、絶対に漏らしたくないサービスには、長く複雑で、他人に推測されにくいパスワードを設定することが基本です。
日本プルーフポイントの益田さん、特に重要なパスワードについては紙に書いて保管する方法も選択肢になるとしています。
ただし、そのまま全部書くのではなく、自分が絶対に忘れない部分を一部伏せておくなど、盗まれても簡単に使えない工夫が必要です。
誕生日や名前など、他人が予想しやすい情報をパスワードに使うのは避けましょう。
スマホのメモ帳に
パスワード保存はNG
特に避けたいのが、スマートフォンやパソコンの普通のメモ帳アプリにパスワードをそのまま保存することです。
攻撃者が端末に侵入した場合、パスワードが書かれていないかメモ帳などを探すことがあります。
そのため、単なるメモとして保存する方法は危険だとされています。
一方、重要度がそれほど高くないサービスでは、GoogleやAppleなどが提供するパスワード管理機能を利用する方法があります。
リスクがゼロではありませんが、パスワードを使い回すより安全性を高めやすくなります。
フィッシングメールには特に注意
今、特に警戒したいのがフィッシングメールです。
企業の情報漏えいなどがニュースになると、それに便乗した偽メールが送られてくることがあります。
銀行、宅配業者、通販サイトなどを装い、「本人確認が必要です」「不正利用がありました」などと不安をあおり、偽サイトへ誘導する手口です。
怪しいメールはできるだけ開かず、開いてしまっても本文中のリンクをクリックしないことが重要です。
確認が必要な場合は、メールのリンクではなく、公式アプリや公式サイトから直接アクセスするようにしましょう。
きょうのNEWS解説まとめ
AIの普及によってサイバー攻撃の手口は急速に高度化しています。
企業側の対策だけでなく、私たち一人ひとりも情報を守る意識が必要です。
生体認証を利用する、パスワードを使い回さない、普通のメモ帳に保存しない、フィッシングメールのリンクを押さないといった基本的な対策でも、被害を防げる可能性は高まります。
便利なデジタル社会だからこそ、重要な情報ほど慎重に管理することが大切です。
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