【フリマアプリ・ブランド買取専門家に聞く・第2回】ブランド品を売りたい!高く売るためのコツは? | ママスタセレクト
前回の続き。 家に財布、ハンドバッグ、時計、宝石などのブランド品がある人もいるでしょう。 ブランド品を使わなくなったら、売却するという選択肢もあります。 高く売るためにはどのような点に注意すればよいでしょうか? 今回は、楽天が運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」の奥岡琴子さんと、ブランド品の買取・販売を行う「KOMEHYO」の岩田由佳さんに、タブランド品を売るコツを聞いた。
フリマアプリでブランド品を高く売るコツとは?
――もう使わないと思っていても、傷や汚れがあると売るのを躊躇してしまう人もいます。 この商品はフリマアプリで販売できますか?
楽天ラクマ 奥岡琴子さん(以下、楽天ラクマ 奥岡さん):ブランド品は中古であっても売れるケースが多いです。 ブランド、デザイン、ダメージ量により販売価格は異なります。 中古のブランド品は新品を買うよりも安く買えることもあり、デザインが古いものを購入する人もいることから人気があります。
–ブランド品をできるだけ高く売るコツはありますか?
楽天ラクマ 奥岡さん:販売価格は商品の状態により大きく異なります。 ノーブランド品にも当てはまりますが、傷が少なく状態が良いものは高値で売れます。 また、ブランド品は元箱や保存袋、保証書などの付属品があると高く売れる可能性が高くなります。
–出品する際に気をつけることはありますか?
楽天ラクマ 奥岡さん:フリマアプリでは写真が商品の第一印象を決めるため、どのような写真を投稿するかがポイントとなります。 写真を撮るときは、ただ無造作に商品を置くのではなく、ショーウィンドウのようにディスプレイしてみましょう。 画用紙やフェルトを置くだけで印象が変わります。 また、自宅で写真を撮ることになると思いますので、余計なものが写らないように背景にも気を配ると良いでしょう。 写真と実物の色が異なって見えることを避けるため、直射日光ではなく、自然光の下で撮影することをおすすめします。
ブランド買取店で高く買い取ってもらうためにできること
–KOMEHYOのような買取店にブランド品を持ち込んでも売ることはできます。 買取価格を高くしてもらうために事前にしておくことはありますか?
KOMEHYO 岩田由佳さん(以下、KOMEHYO 岩田さん):ブランド品のバッグや財布など、ブランド品購入時に付属しているギャランティーカード(鑑定書)が無い場合、店舗によっては買取できない場合がございますのでご了承ください。
また、汚れがあった場合は自宅で落とすのも高く売るコツです。 ただし、無理に汚れを落とそうとすると素材を傷めてしまう可能性があるので注意しましょう。 また、ブランドバッグなどを箱に入れて保管するとカビが生えてバッグの状態が悪化する可能性があります。 そうすると買取価格が下がってしまう可能性もあるので、箱なしで保管することをおすすめします。 この場合、バッグの角や持ち手の汚れや傷みを防ぐために、スカーフなどを巻くと良いでしょう。
また、トレンドに左右されやすいアイテムは、流行の絶頂期に売った方が高く売れる傾向があります。 トレンドが変わると需要が減り、購入価格も下がります。
–ブランド時計を売る際に気を付けるべきことは何ですか?
KOMEHYO岩田さん:時計の場合、箱や保証書などの付属品があると買取価格も上がります。 保証期間が過ぎている場合もありますが、保証書には購入場所や購入日などの情報が記載されておりますので、購入価格相当の価値がある場合がございます。 購入者に安心感を与えるため、保管しておくと良いでしょう。 時計のストラップにも注意が必要です。 時計のバンドが手首に合わない場合、長い場合は短くすることができますが、短い場合は追加のバンドを購入する必要があります。 そのため、リコール部品が残っている場合には価格が上昇する可能性があります。
–指輪やネックレス、イヤリングなどのジュエリーはどうでしょうか?
KOMEHYO岩田さん:宝石鑑定書や鑑別書、ブランド保証書、専用箱などがあると買取価格が上がります。 これまでに取り上げたバッグ、時計、ジュエリーはすべて、付属品を元の状態で保管することをお勧めします。 付属品がないからといってお店に持っていくのを諦める必要はありません。 品物(本体)のみの買取ですので、まずは査定してもらうのが良いと思います。
編集者注記
ブランド品を売るときは、購入時に付属していた付属品がすべて揃っていること、箱や袋、保証書などがそのまま残っているかどうかが高く売れる秘訣です。 ブランド品を購入するときは、悩まずに一式揃えておくのが得策です。
次回は、「フリマアプリ」と「ブランドショッピングストア」の使い方や正しい使い方について詳しくお聞きします。
【聞きたい! 】バスケットボール選手・川村勇輝選手とお金、教育などの専門家にインタビュー。
取材・文:川崎さちえ 編:すずらん イラスト:ぽんこ