東京美容外科の黒田愛美医師は12月23日、自身のブログを更新し、グアムでの解剖実習の動画をSNSに投稿したことを謝罪した。黒田氏の投稿は「不謹慎」「倫理観を欠いている」と批判され、ネット上で大きな波紋を呼んだ。
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問題のある投稿とその内容
黒田氏はグアムでの解剖実習に参加した際、「新鮮な死体を解剖するぞ!」「首がたくさんある」などと現場の写真をSNSに投稿した。投稿された写真にはモザイク処理されていない寄付遺体の一部が写っており、多くの人に不快感を与えた。
黒田氏の謝罪と経緯説明
黒田氏はブログで「皆様に不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした」と謝罪し、「写真にモザイクをかけたつもりでしたが、一部の写真にモザイクがかかってしまった」と反省の弁を述べた。処理されなかった」「医師として、人としての倫理観が欠如していた」。
さらに、投稿の意図は次のように説明されています。
・解剖学トレーニングの重要性
「解剖を通じて学んだことは、日々の医療にとても役立っています。」
・医師との情報共有をしたい
「医師がこうした研修の機会に気づいていない現状を変えたいと思いました。」
・美容医療の質の向上
「この学びを共有することで、より安全で満足度の高い美容医療を実現することができます。」
謝罪の中で「ご遺体を提供していただいた方々、ご遺族、訓練関係者に深く感謝する」と強調し、再発防止に意欲を示した。
批判と擁護が交錯する
ソーシャルメディア上では、黒田氏の投稿はさまざまな評価を受けた。
●批判の声
「問題は解剖自体ではなく、彼がそれをソーシャルメディアに無思慮に投稿した方法にある。」
「遺体とその家族に対する敬意が全く感じられません。」
「医師としての倫理に疑問を感じます」
●擁護の声
「解剖学トレーニングの重要性を強調した投稿の意図は理解しました。」
「医学の発展や患者への還元を考えるには学びが必要だ」。
「問題は投稿の仕方であり、研修自体には意味がある」。
専門性の追求とSNSへの責任
この事件は、医師の専門的学習の重要性とSNSでの情報発信責任のバランスが問われた。解剖学のトレーニングは、医療従事者にとってスキルを向上させるために不可欠な経験です。一方で、過程や結果を共有する場合には注意が必要です。
黒田氏の「情報共有」の意図は理解できるが、遺体や家族への敬意を欠いた写真の表現や扱いが問題視されたのは当然だ。特にSNSの拡散力を考えると、自分の投稿がどのように受け止められるかを事前に十分に予想しておくべきでした。
医療現場に求められる「倫理」とは何でしょうか?
この事件は医療現場における倫理の重要性を改めて浮き彫りにした。特に美容医療の分野では患者様との信頼関係が不可欠であり、その信頼関係を損なう行為が厳しく批判されることは避けられません。
黒田氏の謝罪がどこまで信頼回復につながるかは未知数だが、今後の行動がその評価を左右しそうだ。同時に、これらの問題が業界全体の教育と倫理基準の向上につながることが期待されています。
(文=シェアニュースジャパン編集部)
インターネット上のコメント
・全てにモザイクをかけたら、解剖訓練のために提供された遺体をSNSに投稿してもいいと思った瞬間にアウトだ。コメントも非常に失礼です。こんな医師が医療に携わっていると考えるだけでめまいがしてしまいます。
・まだ変な気がする
・ああ、そこね! ?モザイクをかけるかどうかの話ではなく、死体の前で写真を撮るというのはどういう神経をするのか、怖いです…。
・モザイクどころか、あの場所では記念写真を撮ることは不可能だ。
・モザイクの問題ではありません。
・いや、モザイクの有無じゃないよ✋
・いや、たとえモザイクだとしても、そこに貼ろうとするのは危険だ…。